nnn    nnnnt      鳥取空港消防隊        消 2011.4.9 取材レポート

定期訓練を終了し、離着陸便の待機場所に帰る化学2号車
「鳥取空港消防隊」 それは、鳥取空港の安全を365日休むことなく見守り続ける鳥取空港専属の精鋭化学消防隊である。


 鳥取空港を守る「空港消防鳥取」

空港消防隊は5人1チームで編成されている 消防隊格納庫に待機中の化学1号車と化学2号車
「東京−鳥取」 就航便離発着のたびに緊急出動態勢で備える。消防車3台に3人+1人+1人の隊員で待機する。
制整え万一に対応 (日本海新聞掲載記事より)   緊急時フローチャート(空港消防鳥取)
定期訓練終了後、隊長の訓示を受ける隊員たち。彼らは、大型運転免許は勿論のこと応急手当指導員、特殊無線技士、危険物取扱者、その他消防設備士、自動車整備士等多くの資格・技術を習得している 消防隊事務所。向こうには待機中の2号車が見える
消火救難訓練で耐火服をまとい放水訓練中の消防隊員(写真は消防署消防士) 黒色の空港消防隊防火衣。カッコイイ!格納庫で出動待機中の化学1号車 格納庫で待機中の化学2号車

鳥取空港には、3台の化学消防車が配備されている。6.100L、8,000L、12.500Lの能力を持つ化学消防車である。



  鳥取空港紹介
空港施設の紹介等、空港見学者にも評価か高い「鳥取空港」。鳥取にはもう一つの空港、米子の「鬼太郎空港」がある。
鳥取空港ターミナル 空の看板「ようこそ鳥取へ」

「ようこそ鳥取へ」 上空からこの文字を見るとなぜかホッ!としてしまう。2,000m級滑走路(第3種空港)で東京4便/1日、ANAが就航している。

東京発11:00のANA295便。快晴の鳥取空港に滑るように着陸する

日本海側から進入し着陸寸前の鳥取空港就航機、ANAエアバスA-320。背景の青く美しい日本海は鳥取空港ならではである。



 鳥取空港を守る空港用化学消防車(空港モンスター)車両紹介

まだ新車の様な輝きの化学1号車 貫禄さえ感じさせる大型の化学2号車
          空港用化学消防車 MORITA MAF-60A

 【
主要諸元】       
化学1号車  (平成22年2月1日配備)
  ○ 全長×全幅×全高
  11.95m×2.5m×3.4m   ○ 重量 25.0t
  ○ 搭載水    
6.100リットル     ○ 搭載薬液量 400リットル
  ○ 放射量    メインタレット4.500リットル/min、3.000リットリ/min切替
             バンパタレット 500リットル/min
             ハンドライン   240リットル/min×2基
             アンダートラック 50リットル/min×4基

  ○ 放射距離    メインタレット 4.500リットル/min-70m以上
                         3.000リットル-/min60m以上
             バンパタレット 25m以上
  ○ 搭載ポンプ   ME-80(A-1級)

  ○ 原動機形式  コマツ6D140-F (510PS/2.200rpm)     

  ○ 駆動方式    3軸フルタイム総輪駆動
  ○ 最高速性能  115km/h以上  (0→80km/h 約34秒)

             空港用化学消防車 MORITA MAF-125A

 【
主要諸元】      
化学2号車  (平成16年11月30日配備)
  ○ 全長×全幅×全高
  11.94m×3.0m×3.7m   ○ 重量 43.2t
  ○ 搭載水    
12.500リットル    ○ 搭載薬液量 800リットル
  ○ 放射量    メインタレット6.000リットル/min、3.000リットリ/min切替
             バンパタレット 500リットル/min
             ハンドライン   240リットル/min×2基
             アンダートラック 50リットル/min×3基

  ○ 放射距離    メインタレット 6.000リットル/min-80m以上
                         3.000リットル/min-60m以上
             バンパタレット 25m以上
  ○ 搭載ポンプ   ME-80(A-1級)
  ○ 原動機形式  コマツ6D170-F (900PS/2.200rpm) 
  ○ 駆動方式    4軸フルタイム総輪駆動

  ○ 最高速性能  105km/h以上  (0→80km/h 約31秒)
3軸フルタイム総輪駆動の化学1号車 メインタレットより放水訓練中の化学2号車車体後部には510馬力ディーゼルエンジンが搭載されている 2号車も1号車同様、車体後部に900馬力のディーゼルエンジンを搭載する

空港化学消防車は、空港内で万一航空機事故が発生した場合、最も早く現場に到着し消火・救助活動にあたる空港専用の化学消防車だ。空港化学消防車は他の消防車と異なり、走行しながらの消火活動が出来ることが最大の特徴である。そして、空港内で発生するあらゆるアクシデントに対応するため、強力な放射能力を有するメイン&バンパータレットノズル、車両下部に対応するアンダートラックノズル、ハンドラインノズルと、3種類のノズルが装備されている。そのため、いち早く事故現場へ急行し、積載された水槽と薬液槽によって、到着後だだちに消火活動を開始することが可能である。

消火救難訓練でバンパータレットより放水する化学2号車

空港用化学消防車には、運転席上部にメインタレット、前部にはバンパータレットが搭載される。左右にはそれぞれハンドラインも装備されている。

迫力ある化学2号車のリアビュー!最高に頼もしい

化学2号車は、車体中央部に12.5トンの水槽を備える。その前部には放水用ポンプ、最後部には900馬力のディーゼルエンジンが搭載されている。




 鳥取空港を守る化学消防車点検・管理


訓練終了後の点検を受ける化学2号車 水槽内の水量、放水系統は表示パネルで一瞬に把握できる
ハンドラインの収納リールを点検する隊員 訓練終了後水槽に給水中の化学1号車と2号車
運転席横にある操作パネル。手前がATシフトレバー、奥側がバンパータレット操作用のスティック型レバー 運転席内の放水状況確認モニター。切り替えスイッチによりあらゆる情報がグラフィカルに表示できる
化学2号車運転席。ダッシュボードモニター横にはメインタレット操作レバーがある 運転席ハンドル廻り。タコメーターは2,000回転を超えるとレッドゾーンとなる
化学2号車の前面にある粉末消火剤放射用のホース格納室 車両後部にある粉末消火剤(ABC消火剤)タンク

化学消防車は勿論、資機材の点検管理は消防隊の欠かせない日常業務となる。どの資機材も取り扱い上、高度な専門知識と技術が要求される。



 鳥取空港を守る化学消防隊
 FIRE TOTTORI AIRPORT

滑走路上に集結し放水訓練を行う鳥取空港化学消消防車。

2010年の消火救難訓練では、化学1号車・化学2号車・化学3号車がそろって参加した。





空港消防隊は、航空機監視・待機の合間をぬって定期・月間・日常別に計画された各種訓練(実技(技法)/学科(座学)/想定(図上))を行っている。また、空港保安防災業務にとらわれず、「空港見学」・「空の日フェスタ」等をとおして鳥取空港及び地域への貢献にも積極的に取り組んでいる。

バードパトロール中の滑走路より待機中の化学車を見る。まるで親子が寄り添っている様にも見える

鳥取空港消防隊格納庫前にて、就航機(エアバスA-320)の離発着を監視、また万が一の緊急出動に備え待機中の化学1号車と化学2号車。搭載水槽容量の差による大きさの違いが、2台同時に並べて見ると非常に良くわかる。出発時には「行ってらっしゃい!」、「帰鳥時には、お帰りなさい!」と言っているような、優しく、そして頼もしいこの2台の化学消防車。鳥取空港は、こうした目立たない脇役たちによって今日も安全が確保されている。


TOTTORI AIRPORT
滑走路から見る鳥取空港ターミナルと国際会館
  Tottori Airport  取材協力  樺ケ取空港ビルサービス 空港防災課。  

 トップページへ

inserted by FC2 system